御殿場線「下土狩駅」の現地レポート
写真を多用し詳しい説明でご案内

下土狩駅

長泉町 利用する
2018.8.2
下土狩駅

ご案内

  • 御殿場線が東海道本線だった頃の「三島駅」
  • 駅の窓口に用がある方は、営業時間に要注意

「下土狩駅」はもともとは、「三島駅」という駅名でした。
「御殿場線」が「東海道本線」として開通(1889年)した9年後の1898(明治31)年6月、遅ればせながら中伊豆方面へ連絡する「豆相ずそう鉄道線(伊豆箱根鉄道駿豆線の前身)」と「東海道本線」の分岐駅として開業しました。
当時は、伊豆の玄関口として駅前には旅館や商人宿などが並び、湯治客や行商人が行き交う街として大変な賑わいでした。
しかし1934(昭和9)年10月、丹那トンネル開通により「御殿場線」が「旧東海道本線」からローカル線となった際、駅名を現在の「三島駅」に譲り「下土狩駅」と改名。
豆相ずそう鉄道」も「下土狩駅」乗り入れを止めて、2代目「三島駅」に起点を変更しました。

東海道線が御殿場経由から熱海・三島経由になった詳しい経緯はこちら

東海道線が熱海・三島経由になった経緯

駅の窓口は7:10~19:15までの営業で、営業時間外は車内の車掌さんが対応するようになります。
また、それ以外にも業務の都合により一時窓口を閉鎖する時間がありますので、窓口にご用のある方は「きっぷうりばの営業時間検索」でご確認の上、お出掛けください。

駅舎やホームには、エレベーターが設置されています。
身障者用のトイレもあり、車いすやベビーカーでも特に問題はありません。

現地レポート

「下土狩駅」の構内案内図

「下土狩駅」の構内案内図

現在の駅舎は、平成29年度に改築されたばかりのものです。

下土狩駅 駅舎

構内に売店はありませんが、駅前にはズラリと自動販売機と証明写真機が並びます。

下土狩駅 駅前にズラリと並ぶ自動販売機と証明写真機

ホームへは改札口がなく、TOICAのタッチセンサー、もしくは駅員さんにチェックしてもらい、入場します。

下土狩駅 改札

駅の窓口は7:10~19:15までの営業で、営業時間外は車内の車掌さんが対応するようになります。
また、それ以外にも業務の都合により一時窓口を閉鎖する時間がありますので、窓口にご用のある方は「きっぷうりばの営業時間検索」でご確認の上、お出掛けください。

下土狩駅 駅の窓口

ICカード「TOICA]を持っている方は、タッチセンサーにタッチして入場。

TOICA
JR東海が提供する在来線のIC乗車券サービスの総称

下土狩駅 入場用のタッチセンサー

入場用のタッチセンサーの後ろには、出場用も設置されています。

下土狩駅 出場用のタッチセンサー

ホームへは跨線橋を渡っていきます。

下土狩駅 連絡橋

階段の段数は約35段。

下土狩駅 階段

階段が苦手な方は、階段脇の通路を通ってエレベーター乗り場へ。

下土狩駅 エレベーター乗り場

エレベーター乗り場の手前には、トイレがあります。

下土狩駅 トイレ

身障者用のトイレも設置されています。

下土狩駅 身障者用のトイレ

橋上のエレベーター乗降口。

下土狩駅 橋上のエレベーター乗降口

ホーム側のエレベーター乗降口。

下土狩駅 ホーム側のエレベーター乗降口

ホームの階段。
パステルカラーの黄色い壁が、薄暗くなりがちな階段も明るい雰囲気にしてくれています。

下土狩駅 ホームの階段

下土狩駅のホームは、島式ホーム1面2線。
1番線が「沼津」方面行き。
2番線が「御殿場・国府津」方面行き。

下土狩駅 ホーム

下土狩駅の隣りには、黄色が目立つ「コミュニティながいずみ」があります。
地域の文化振興やサークル活動などの拠点として利用され、中には町民図書館、多目的ホール、展示室などが入っています。
また、土日祝日には、住民票の写しや印鑑登録証明書の発行なども取り扱っています。
コミュニティながいずみ
TEL 055-988-7800

下土狩駅 コミュニティながいずみ

「コミュニティながいずみ 」もそうですが、下土狩駅周辺では黄色をよく見かけます。
待機しているタクシーも黄色。
駅前の防犯立寄所も黄色。
駐輪場も黄色。
駅の跨線橋も黄色。

下土狩駅周辺の黄色

改築されたばかりの駅入口の支柱も、外壁の雰囲気とは異なる黄色でした。
駅周辺の建物が黄色の理由は分かりませんでしたが、長泉町の新たなブランドシンボルにも黄色が使われています。
子育て世代が集まり、今勢いにのっている長泉町のこれからの”活力”を表現しているそうです。
なるほど、黄色を見ていると、電車通勤にもめげない活力が湧いてくるような気が・・・します

下土狩駅 駅入口の支柱

駅前ロータリー中央にある楕円の人口池。

下土狩駅 駅前ロータリー

池の中央には、小型版「鮎壺の滝」があります。
およそ1万年前、富士山の噴火によって流れてきた三島溶岩流の上を滝が流れ落ちていく様を再現。
下土狩の名所を、しっかり宣伝しています。

下土狩駅 小型版「鮎壺の滝」

こちらが本物の「鮎壺の滝」
下土狩駅から徒歩約5分のところにあります。
沼津市と長泉町の境界を成す黄瀬川を流れる滝で、落差は約9m、幅は約65mほど。
「鮎壺」はその名の通り、鮎がこの滝で止められ遡上できずに群れていたことに由来しています。

この本物の滝も駅前の滝も、どちらも暑い季節には、私達に涼やかな風を届けてくれています。

下土狩駅 本物の「鮎壺の滝」

基本情報

住所 静岡県駿東郡長泉町下土狩1283-9
駅の窓口 7:10~19:15
  • 営業時間内でも、業務の都合により一時窓口を閉鎖する時間があります。
    窓口にご用のある方は「きっぷうりばの営業時間検索」でご確認の上、お出掛けください。
駐停車場 有り(無料)
アクセス

新東名長泉沼津ICから約4km(約10分)

  • 掲載する内容は正確性を心がけておりますが、現地の事情や状況の変化により変更する場合もございます。
    お出掛け前に、現地にご確認ください。

地図

 
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