轟音を上げて流れ落ちる男性的で豪快な滝「音止の滝」

音止の滝

富士宮市 観る
2024.4.19 2018.6.23
音止の滝

ご案内

  • 轟音を上げて流れ落ちる男性的で豪快な滝
  • 曾我兄弟の仇討ち伝説が有名で、名前の由来にもなっている

落差約25m、幅5mの絶壁から轟音を上げて流れ落ちる豪快な滝。
女性的な美しさで例えられる「白糸の滝」とは対照的に、男性的な滝として親しまれています。

「音止の滝」の名前は、日本三大仇討ちの一つ「曾我兄弟の仇討ち」伝説に由来しています。

曾我兄弟の仇討ち

源頼朝が「白糸の滝」を訪れた「富士の巻狩り」に、工藤祐経くどうすけつねも参加していました。
その工藤祐経に幼い頃、父を殺され、いつか仇を討とうと長年思っていた曾我兄弟は、工藤祐経を討つ密談をこの滝の近くでしていました。
しかし、滝の音がゴーゴーと響き渡り、話がうまくできません。
二人が「大事な話をしているのに、心無しの滝だのォ」とつぶやくと、急にピタリと音が止まったと云われています。
それからこの滝を「音止の滝」と呼ぶようになりました。

そして、仇討ちが決行されたのは、「富士の巻狩り」最終日の建久4(1193)年5月28日。
曾我兄弟は工藤祐経の寝所に押し入り、とうとう本懐を遂げる事に成功します。
しかし、兄の十郎はその場で討ち取られ、弟の五郎は取り押さえられてしまいました。
兄弟の心境を知った頼朝は一時、五郎の助命を考えますが、祐経すけつねの遺児の願いにより斬首を決断。
父の仇討ちには成功はしたものの、結果的に曾我兄弟2人とも命を落としてしまいました。

付近には曾我兄弟が隠れたといわれる「曾我の隠れ岩」や、「工藤祐経の墓」、源頼朝が鬢の乱れを直したという泉お鬢水おびんみずがあります。

「曾我の隠れ岩」や「工藤祐経くどうすけつねの墓」など曾我伝説ゆかりの地の詳しい情報は、こちらでご紹介しています

曾我伝説ゆかりの地
 

「音止の滝」周辺の歩き方や写真など現地の様子がよく分かる詳しい情報は、こちらでご紹介しています

現地レポート

基本情報

住所 静岡県富士宮市原上井出
駐車場 富士宮市観光協会駐車場 105台 ¥500/1回
アクセス

新東名新富士ICから約17km(約25分)

東名富士ICから約19km(約30分)

JR富士宮駅より富士急バスで「白糸ノ滝」「足形」「休暇村富士」「猪の頭」行き乗車「白糸ノ滝観光案内所前」または「白糸ノ滝」下車(約30分)

サイト ホームページ
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地図

関連情報

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