富士山世界文化遺産の構成資産「白糸ノ滝」と「音止の滝」の現地の様子を詳しくご紹介しています

白糸ノ滝&音止の滝

富士宮市 観る
2018.6.23
白糸ノ滝

看板案内図

「白糸ノ滝」周辺の看板案内図

白糸ノ滝周辺 看板案内図

白糸ノ滝周辺の歩き方

「白糸ノ滝」は、富士山世界文化遺産の構成資産の1つで、年間約70万人の観光客が訪れる全国でも有名な名瀑です。
その「白糸ノ滝」の滝壺へ向かう階段は、音止の滝側の階段お鬢水おびんみず側の階段の2つあります。

それぞれの階段の特徴は、次の通り。

音止の滝側の階段
  • 約110段
  • 売店があり賑やか
  • 「音止の滝」を、階段に向かう途中で見れる
  • まわり道になる
音止の滝側の階段
お鬢水側の階段
  • 約100段
  • 売店が全く無い
  • お鬢水おびんみず」を、階段に向かう途中で見れる
  • 階段を下ったところが、すぐに滝壺

利用する階段は、停めた駐車場の位置によって変わってきます。

「白糸ノ滝」周辺には有料駐車場が多数あり、普通車の駐車料金は¥500程度。
観光案内所付近が高く、そこから離れるほど安くなります。
とは言っても、遠いところでも150m程度の距離しか違わないので、お財布に相談しながらご検討ください。

「白糸ノ滝」周辺にはいくつか有料駐車場があり、普通車の料金は200〜500円程

1番広いと思われる駐車場は、「富士宮市観光協会駐車場」。
普通車の料金は¥500です。

1番広いと思われる駐車場は、「富士宮市観光協会駐車場」

その「富士宮市観光協会駐車場」には、お手洗いや観光案内所が併設されています。
滝壺周辺にはお手洗いがないので、出発前に必ずトイレ休憩を。

出発前に必ずトイレ休憩を

「富士宮市観光協会駐車場」近くには、「白糸ノ滝観光案内所前」バス停もあります。

「富士宮市観光協会駐車場」の近くには「白糸ノ滝観光案内所前」バス停があります

「富士宮市観光協会駐車場」周辺からは、音止の滝側の階段から滝壺へ向かうようになります。
「富士宮市観光協会駐車場」から414号線を184号線方面に150ⅿ程進むと、右手に民間の駐車場があります。
この付近からは、お鬢水側の階段が近くなります。

それぞれの階段の段数には大差がないので、一方の階段から下って、もう一方の階段から上るという周遊コースもお勧めです。

音止の滝側 階段を利用

いざ、滝壺に向かって出発。

滝壺に向かって出発

観光案内所がある建物周辺から、曾我橋が見えます。
この橋を渡った先に、「曾我兄弟の仇討ち」伝説で有名な「曾我の隠れ岩」と「工藤祐経くどうすけつねの墓」があります。

観光案内所がある建物の向かいには曾我橋があります

今回は曾我橋を渡らず、まっすぐ滝壺を目指します。
左手に芝生広場があり、奥に「滝の上展望台」の看板が見えます。

滝の上展望台

ここからは、「音止の滝」の滝口(滝が落ちる手前)の流れを眺めることができます。

「音止の滝」の滝が落ちる手前の水流

天井アーチのある売店「白糸ガーデン」や喫茶店「憩の家」を過ぎて、三叉路を左に進むと「音止の滝」展望足場(?)があります。

三叉路を左に進みます

「音止の滝」です。
「曾我兄弟の仇討ち」伝説にたがわず、迫力ある音が響いています。
音に負けない立派な滝です。
が、足元は・・・

音止の滝

実は、仮設の足場から滝を眺めています。
崩落の恐れがあるため元の柵が工事用の柵で囲われ、「音止の滝」が見づらくなってしまったので、仮設の足場が設けられています。
乗れる人数に限りがあり、段差も高いので、足元に十分ご注意を。

仮設の足場

「音止の滝」周辺は売店がズラッと並び、お土産の購入場所には困りません。

売店が並んでいる

階段を下る手前には、展望台があります。
階段が苦手な方は、ここから「白糸ノ滝」と「滝見橋たきみはし」をご覧いただけます。

階段を下る手前には、展望台が設けられています

さて、いよいよ階段を下っていきます。

階段を下って滝壺に向かいます

階段から見える「白糸ノ滝」

白糸ノ滝

段数は110段ほど。
下った分だけ、帰りには上らねば・・・。
行きはよいよい、帰りは・・・。

段数は約110段

階段を下った先には、展望所があります。

階段を下った先にある展望所

「芝川」に架かる「滝見橋たきみはし」を渡って滝壺へ。

「滝見橋」を渡って滝壺へ

「滝見橋」の上から眺めた「白糸ノ滝」
高さ20m・幅150m。
ダイナミックな「白糸ノ滝」の全体を見渡すことができます。

展望所から眺める「白糸ノ滝」

滝壺に向かう途中、「芝川」の岩場に3羽の鴨が?!
きれいに並んで休憩中。

川の岩場に休憩中の3羽の鴨

3羽の鴨、見つけられましたか?
改めて、ズームアップした画像でご確認を。
それぞれのベット(岩)?!で、寛いでいます。

3羽の鴨ズームアップ

さらにさらに、1羽にズームアップ。
気持ちよさげです。

さらにさらに、1羽にズーム

鴨や雄大な景色を眺めながら進んでいるうちに、約15分ほどで滝壺に到着。

約15分ほどで滝壺に到着

滝壺近くでは、約10~15年という長い年月をかけて伏流した富士山の雪解け水が、細かな水飛沫みずしぶきとなって飛んできます。
自然のパワーやマイナスイオンをいただき、心身ともに癒されます。

白糸ノ滝

滝壺近くには、「食行身禄の碑じきぎょうみろくのひ」があります。
白糸の滝は富士講の開祖・長谷川角行かくぎょうが修業を行ったことから、富士講の信仰の対象となり、参詣や修行などが盛んに行われるようになりました。
この碑は、天保3(1832)年、富士講の中興の祖・食行身禄の百回忌供養として造立されたものです。

食行身禄の碑

お鬢水側 階段を利用

まずは広い空き地を通り抜け、「白糸ノ滝」の滝壺へ。

お鬢水

階段に向かう途中には、源頼朝ゆかりの地「お鬢水おびんみず」があります。
「お鬢水」は、「白糸の滝」のすぐ左上にある溶岩の窪地に湧き出している池です。

お鬢水2

お鬢水おびんみず
源頼朝が「富士の巻狩り」でこの池に立ち寄った際、鏡のような水面に鬢(耳ぎわの髪)のほつれが映り、撫でつけてなおしたと云われています。

お鬢水の名前の由来

800年以上経った今でも水はきれいで、澄んでいます。
これなら髪のみだれが映し出されるのも納得。

富士山の伏流水が湧くお鬢水

お鬢水おびんみず」は、富士講の霊場の一つでもあります。
富士講の開祖・長谷川角行かくぎょうが、ここから約5km離れた「人穴」で修行をする際、禊を行うため、ここに何度も足を運んだと云われています。

お鬢水3

池は周囲を木々に覆われ、隠れるようにひっそりとした場所にあります。
木々の向こうには、「白糸ノ滝」が見えます。

お鬢水から眺める白糸ノ滝

さて、もとの道に戻り、滝壺へ再出発。

展望台

階段を下る手前には、高い位置から滝を見おろす展望台があります。

展望台

滝壺を上から眺めると、水の透明度が良く分かります。
しかし、新緑の季節は青々とした木々が本流の眺めを邪魔してしまい、全体が見れず少々残念。

上から眺める白糸ノ滝

お鬢水おびんみず側の階段を下って滝壺へ。

「お鬢水」側階段から滝壺へ出発

段数は約100段。
音止の滝側の階段から下っても110段ほどなので、段数に大差はありません。

階段は約100段

お鬢水おびんみず側の階段は、下りきったところがすぐに滝壺です。
所要時間は約10分で、音止の滝側の階段よりも少し早めに到着できます。

白糸ノ滝の滝壺

基本情報

住所 静岡県富士宮市原上井出
駐車場 富士宮市観光協会駐車場 105台 ¥500/1回
アクセス

新東名新富士ICから約17km(約25分)

東名富士ICから約19km(約30分)

JR富士宮駅より富士急バスで「白糸ノ滝」「足形」「休暇村富士」「猪の頭」行き乗車「白糸ノ滝観光案内所前」または「白糸ノ滝」下車(約30分)

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地図

関連情報

周辺観光施設
アクセス時間

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  • 所要時間は、道路状況等により変更になることがございます。おおよその目安としてご参考になさってください。
 
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