ご案内
あまり観光地化されていない池
「出口池」は、「八海めぐり」の第一霊場として重要な役割をしていた池となります。
面積約1,470平方mと八海の中で最も面積が広い池ですが、1つだけポツンと離れた場所にある為、周りには売店もなく観光客もグッと少なくなります。
その為、この「出口池」では、あまり手のくわえられていない本来の池の様子を楽しむことができます。
富士山登頂の“御守り”の役目も担っていた湧水
この「出口池」は別名「精進池」とも呼ばれています。
富士講が盛んだった時代、この池の水は「清浄な霊水」と崇められ、修験者や信仰登山者たちは登山前にこの池で身を清めていました。
また、『この水を携行して富士登山すると無事に登頂できる』と云われ、“御守り”の役目も担っていたそうです。
出口池へのアクセス
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車で向かう
「忍野八海バス停」から車で約3分
「出口池」付近に有料駐車場があります。 -
徒歩で向かう
「忍野八海バス停」から徒歩で約15分
曲がる箇所が2カ所しかないので、ほぼ迷うことはありません。 -
バスで向かう
「出口池」に1番近いバス停「出口池入口」から徒歩で約2分
河口湖駅~御殿場駅間を走る富士急行「河口湖線の忍野八海経由」便に乗車し、「出口池入口」バス停で下車します。
ただし、便数が1時間に1本とあまり多くなく、フリーパスのある「ふじっ湖号」が停まらないバス停となるので、しっかりとした行程を組んで利用しないと、かえって時間を持て余すことになります。
片道だけバスを利用し、片道は町中散策を楽しみながら徒歩で移動するのもお勧めです。
現地レポート
「現地レポート」は2018年11月20日訪問時の情報です。
この「出口池」は八海の中で、1つだけポツンと離れた場所にあります。 |
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池のほとりの小高いところには「出口稲荷大明神」が鎮座しています。 |
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この「出口稲荷大明神」には、キツネの伝説が残されています。
昔、この池の畔に3匹のキツネが住み、村のあちらこちらでいたずらをして村人を困らせていました。
あるときは鶏を食い殺したり、またあるときは化けて人をだましたり…。 困っていた村人は、あるとき『そのキツネを神として祀れば災いは無くなるだろう』とお告げを受けました。 そこで1925(大正14)年9月14日、お告げ通りに「出口稲荷大明神」を建立し祀ったところ、キツネの被害は無くなったそうだ。 |
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キツネの神様が見守る「出口池」の様子 |
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さらに遊歩道を進むと、「湧水入口」の案内板があります。 |
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「湧水入口」の様子 |
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落ち葉が滑りやすくなっているので、慎重に慎重に1歩1歩進みます。 |
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湧水の様子。 |
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遊歩道を更に進み、道路側まで来ると、今度は「生活用水汲場入口」の案内板があります。 |
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ここも池の縁まで下る階段があり、水が汲めるようになっています。 |
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「出口池」は八海の中で1つだけポツンと離れた場所にあります。 |
出口池へのアクセス
「出口池」へ徒歩で向かう場合、「忍野八海バス停」や「ますの家大型駐車場」に面した道路を山中湖方面に進みます。 |
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山中湖方面にただひたすら真っすぐ、まぁ~っすぐ進みます。 |
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700mほど進んだところに2つ目の点滅信号交差点があり、右手に「出口池」の茶色い看板が見えてきます。 |
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この交差点には富士急行の「出口池入口」バス停があり、ここから「出口池」までは約200mと大変近くなります。 |
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交差点から100m程進むと、T字路があるので左折します。 |
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この日はT字路に無人販売があり、かぼちゃやチンゲン菜、ネギが¥100と、お買い得価格で販売されてました。 |
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無人販売から100mほど進むと右手に「出口池」が見えてきます。 |
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車で来る方は、「出口池」のすぐ近くに有料駐車場があります。 |
基本情報
住所 | 山梨県南都留郡忍野村忍草1105付近 |
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駐車場 | あり(有料) |
アクセス |
東富士五湖道山中湖ICから約3km(約6分) 中央道河口湖ICから約8.5km(約15分) 河口湖駅~御殿場駅間を走行する富士急行バスに乗車、「出口池入口」バス停で下車し徒歩2分 |
- 掲載する内容は正確性を心がけておりますが、現地の事情や状況の変化により変更する場合もございます。
お出掛け前に、現地にご確認ください。
地図
関連情報
周辺観光施設
アクセス時間
- 所要時間は、道路状況等により変更になることがございます。おおよその目安としてご参考になさってください。