東海地震の津波を防ぐ為に沼津港に造られたドでかい水門「沼津港大型展望水門びゅうお」

びゅうお専用駐車場

「沼津港大型展望水門びゅうお」付近の無料駐車場は、3つあります。
1つ目の駐車場は、沼津港の対岸にある「びゅうお専用駐車場」。
「港口公園」の海側に入口があります。
こちらは40台程度停められ、20時まで利用できます。

港口公園駐車場

2つ目の駐車場は、「びゅうお専用駐車場」手前にある「港口公園」の駐車場。
こちらは20台程度停められ、7時から18時まで利用できますが、18時以降は施錠してしまいますのでご注意ください。

公園内には、東屋や

千本港神社

本居長世記念碑・勝田香月記念碑

トイレなどが設置されています。

「びゅうお」までは公園内を横切って行きます。

駐車場から徒歩約2分で、入場口に到着。

沼津魚市場無料駐車場

3つ目の駐車場は、「沼津魚市場INO」付近の堤防前にある駐車場。
この駐車場は35台程度停められるのですが割と混むので、もし満車なら近くの有料駐車場をご利用ください。

「びゅうお」へ向かうには、まず駐車場を外港方面に進み、「沼津魚市場INO」の緑の建物と隣りの白い建物の間にある通路を通り抜けます。

路線バスでお越しの方は、この通路の入口付近に東海バスの「びゅうお入口」バス停があります。

内港に突き当たったところで、左折。

すると、ドーンッとドでかい水門が現れます。
水門扉だけでも高さが9.3m、幅が40m、重量は406t。
地震計で250ガル以上、震度5強以上の地震を検知すると約5分で完全閉鎖し、周辺地域の約9千人の市民と約50ヘクタールの土地を守ります。

展望台への入場口は、両岸それぞれの塔に設けられています。
開館時間は通常10時から20時となっていますが、木曜日は14時までとなっていますので、ご注意ください。

受付窓口で入場料を支払います。
大人100円、小中学生50円とお手軽価格なので、気軽に入場できます。

エレベーターホールには、ラブライブのスタンプも設置されています。

エレベーターに乗って展望台へ。
エレベーター前には、「沼津開運シール」の上りが立っていて、花札のような絵柄が目を引きます。

開運シール

初夢に見ると良いとされる「一富士、二鷹、三茄子」の由来は諸説ありますが、沼津にあったのでは？！
という説もあるようです。
この説によると、二の鷹は、沼津市と富士市にそびえる標高1504.2mの愛鷹山。
三の茄子は、駿河(沼津)で採れる香貫茄子だとされています。
江戸時代、香貫茄子は他国に先駆けて採れる名産品で大変高価だったので、その高さに驚いだ徳川家康が「値の高きを言わんとて、第一に富士なり、その次は愛鷹山なり、その次は初茄子なり」と言ったそうな。
「開運シール」は、受付窓口で500円で販売しています。

エレベーターには13名まで乗ることが出来ます。

数十秒で、約30mの高さに設けられた展望台に到着。

塔の中央は機械室。
万が一、地震で電力が停止した場合でも、巨大水門扉は蓄電装置と自家発電装置によって自動的に閉められるようになっています。
そのドッシリとした機械の心臓部をガラス越しに眺めることが出来ます。

この日は、ビュービューッとうなる海風の音が、建物内でもしっかり聞こえるほどの強風でした。
大海に向かって飛んでいる鳥たちが、バタバタバタッと一生懸命羽を仰いでも全く進まず、何度も陸地方面に吹き戻される様子に、思わず応援。

展望台からは360度の景色が楽しめ、望遠鏡も設置されています。
1回100円。

両岸にある2つの塔の展望台は、幅4m、長さ約30mの連絡橋で繋がれています。

展望台のガラス窓は、開くところと開かないところがあります。
開いても10cm程度の幅しか開かないので、写真撮影は少々大変。
大きなカメラの人は、隙間にレンズを合わるのに苦労しているようでした。

外港に向かって眺めた様子。
海の向こうで突き出ている丘は、伊豆半島。
先端は大瀬崎。

水門の様子

内港の様子

そしてそして、天気のいい日には、富士山を眺めることもできます。
富士山の手前にかぶさる山が、愛鷹山。
写真の左手奥には、白い雪をかぶった南アルプスが薄く見えます。

日没後、「びゅうお」はムーディな雰囲気にライトアップされます。

連絡橋内もライトアップ。
音楽に合わせて、連絡橋内の光が動き回ります。
POPな音楽と光のダンスに、テンションUP！
夜はあまり人がいないので、デートコースにもぴったりですね。

沼津港の夜景

沼津市内の夜景

「沼津港大型展望水門びゅうお」は、沼津港や伊豆半島、天気が良ければ富士山など360度の景色が楽しめます。
受付窓口で申し出れば、再入場できるようスタンプを押してもらえるので、気軽に両岸に行き来できます。
また、何度でも再入場できるので、時間があるようでしたら、日没前と日没後、両方の景色を楽しんでみてはいかがでしょうか？！
周辺には、売店やお食事処がたくさん並び、「沼津港深海水族館」もあるので、けっこう時間がつぶせます。
沼津港でショッピングやお食事に訪れた際も、アトラクション感覚で気軽に楽しんで頂きたいスポットです。