ご案内
鹿の恵みを地域資源へと変える新たな施設
2024年7月17日、「道の駅 富士吉田」に隣接した絶好のロケーションに、富士山ジビエセンター「DEAR DEER」がオープンしました。
ここでは野生鳥獣の処理加工だけではなく、加工したジビエを味わったり、地域の特産品として購入できる販売店が併設されています。
地産地消やジビエ文化について知ることができる学びの場としても機能し、鹿害対策だけでなく、地域の新たな魅力を伝える発信拠点にもなっています。
富士山を脅かす野生鹿を地域資源として活かすプロジェクト始動
富士山麓には多くの野生鹿が生息しており、長年、その食害が深刻な問題となっています。
鹿は愛らしい見た目とは裏腹に、驚異的な繁殖力をもつ動物としても知られています。
1歳の秋には発情期を迎えて70%以上が妊娠し、2歳を超えるとその妊娠率は80~100%にも達します。
さらに10歳を過ぎてもその能力が衰えることはなく、毎年1頭、稀に2頭の子鹿を出産します。
こうして生まれた子鹿も1年後には次の世代を妊娠・出産するため、この増殖サイクルは驚異的なスピードで繰り返されているのです。
そのため、個体数調整のための捕獲が進んでも、鹿による被害は後を絶ちません。
木々の皮が剥がされ、芽や葉が食べ尽くされ、富士山の自然環境や農業に深刻なダメージが及んでいます。
特に、フジザクラやフジアザミなどの富士山固有の植物が食害され、絶滅を心配する声もあがっています。
毎年500頭以上の鹿が富士山周辺で捕獲されていますが、処理施設が整っていなかった今までは、そのほとんどを埋却処分しなければなりませんでした。
こうした「マイナスな存在」とされてきた鹿を、地域資源として有効活用するため、このプロジェクトが立ち上がったのです。
構想に3年、そして2度のクラウドファンディングを経て、ついに2024年7月、「DEAR DEER」がオープン。
多くの人々の共感と支援を受け約6.3億円もの寄付が集まり、このプロジェクトは実現しました。
現地レポート
「道の駅 富士吉田」に隣接した絶好のロケーションに、新しくできた「DEAR DEAR」。 |
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店舗に向かう散策路にあった、かわいらしい足跡。 |
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その足跡の先には、黒い外壁のスタイリッシュな建物。 |
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外壁には、施設の目的やジビエの現状などが分かり易く紹介されています。 |
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加工作業の見学コーナーもあります。 |
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店内も黒を基調としたスタイリッシュな雰囲気。 ここで人気のハンバーガーは、パティを生から焼くこだわりの調理法で、注文後10~15分待つようになります。 |
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その間に店内を物色。 |
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下段には、「富士ヶ嶺ポーク」が並んでいます。 |
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ワンちゃん用の鹿ジャーキーも販売されています。 |
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こちらには、ワインのセルフサーバー。 |
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山梨県内のワイナリーから厳選された6種類のワインが揃っており、1グラス¥500で楽しめます。 |
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こちらの本棚には、自然の魅力や生命の大切さを伝える本が並んでおり、テラス席でもゆっくりとご覧いただけます。 |
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今回は10分程度で、注文の品が出てきました。 |
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鹿肉ソーセージのホットドック。 |
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富士山麓の豊かな自然の中、新たな形で鹿を活かす「DEAR DEER」。 |
メニューの写真
基本情報
住所 | 山梨県富士吉田市新屋725-3 (道の駅富士吉田 隣り) |
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TEL | 0555-73-9111 |
お休み | 火~木曜日 |
営業時間 | 金~月曜日 10:00~16:00 |
駐車場 | 有り(無料) |
アクセス |
中央道河口湖ICから約4.5km(約8分) 東富士五湖道山中湖ICから約5km(約8分) |
サイト |
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地図
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