注目ポイント
- 戦中は軍需工場、終戦直後は官公庁や学校の最寄り駅として活躍してきた駅
「大岡駅」はもともと、日本が太平洋戦争真っただ中の1944(昭和19)年4月1日、「仮乗車場」として設けられました。
当時、沼津市街地から離れた大岡地区には、戦争に必要な兵器やその部品を作る軍需工場(東芝機械、マーレエレクトリックドライブズジャパン、矢崎電線など)が集中していました。
この軍需工場への通勤者輸送を目的に、「仮乗車場(現・大岡駅)」が開設され、当時この駅を利用する乗客の大半は、勤労動員された女性や学生達だったそうです。
敗戦の色が濃くなってきた1945(昭和20)年7月17日、軍需工場を抱える東海道の主要都市として「沼津駅」周辺では米軍機の猛爆撃を受け、辺り一帯は焼け野原と化してしまいました。
やがて、1945(昭和20)年8月15日終戦。
戦後、米軍の攻撃により使えなくなった「沼津駅」周辺の官公庁や学校が、「大岡駅」周辺に移転してきました。
それらが復帰するまでの間、今度は官公庁や学校に通う多くの乗降客が「仮乗車場(現・大岡駅)」を利用した為、1946(昭和21)年1月15日、正式な駅としての「大岡駅」が誕生しました。
駅構内に段差はなく、車いすでも特に問題はありません。
駅前の駐停車スペースと駅構内の境には、約15㎝の段差があります。
その部分のスロープは信号か線路側にありますが、周囲の車に十分注意する必要があります。
現地レポート
「大岡駅」の看板案内図
「大岡駅」は大開口が設けられ、改札窓口を通ったらすぐホームに向かうシンプルな造りです。 |
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「大岡駅」の窓口の営業は、7:10~19:15まで。 |
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切符売り場付近にはベンチが3基。 |
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改札に、ゲートは設けられていません。 TOICA |
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また、出場するときも同様、ICカード「TOICA」を持っている人は、出場用のタッチセンサーにタッチして出場します。
など、時間や状況によって、回収方法が変わってきます。 |
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改札を入ってすぐ右手に、ICカード「TOICA」のチャージ機があります。 |
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改札を入ってすぐ左手に、駅舎とは別棟のトイレがあります。 |
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「大岡駅」は、単式ホーム1面1線。 |
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ホームには、待合室があります。 |
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こちらの待合室内には、ベンチが4基設置されています。 |
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「大岡駅」の駅名標。 |
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駅には売店がありませんが、駅舎前には自動販売機が並んでいます。 |
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「大岡駅」前には、小規模ながらタクシー待機場所と送迎車停車場があり、3~4台ほど停車することができます。 |
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大岡駅から自転車に乗り換え、学校に通う学生達の駐輪場。 |
基本情報
住所 | 静岡県沼津市大岡2477 |
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駅の窓口 営業時間 |
7:10~19:15
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停車場 | 有り(無料) |
アクセス | 東名沼津ICから約4km(約10分) |
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