「モンミュゼ沼津 沼津市庄司美術館」で2019年3月30日から4月21日まで開催中の「イスマイル チョウドリ作品展」の現地レポート！

「モンミュゼ沼津 沼津市庄司美術館」1階で2019年3月30日から4月21日まで開催中の「イスマイル チョウドリ作品展」に行ってきましたので、その内容をお伝えします。

「モンミュゼ沼津～」の館内は撮影禁止となっておりますが、許可を得た上で撮影しておりますので、ご了承ください。

イスマイル チョウドリ

チョウドリさんはバングラデシュ出身。
来日当初、言語学院で日本語を学んだ後、常葉学院大造形学部で学び、2008年に卒業。
以降、母国やアメリカ、日本各地を拠点に作品を発表し、活動しているそうです。

今回の企画展のテーマは、「自然のリズム」。
リズムを奏でるかのように色や表情の違う植物が艶やかに描かれ、鑑賞者の目を楽しませてくれます。

こちらは水連など。

チョウドリさんの母国バングラデシュを描いた作品も展示されていますが、殆どの絵に船が描かれています。

それもそのはず、バングラデシュは国土の大半が巨大な河川(ガンジス川など)の下流部に位置しています。
縦横に水路が張り巡らされている地形のため、道路の代わりに水路が輸送に重要な位置を占めているそうです。

バングラデシュ人にとって、船はとっても身近な乗り物なんですね。
同じアジアに属する国ですが、知らないことが多いことに気付かされます。

四季の移り変わりを描いた作品もあります。

ちなみに、バングラデシュは国土の殆どが熱帯モンスーン気候帯に属しており、四季の代わりに雨季と乾季が訪れる国です。

春から秋は、日本。
冬は、アメリカで描いたものだそうです。

他にも、心象風景や

ポップなデザイン画、

鮮やかな絵皿なども展示されています。

一部の絵画には、「イスマイル」の落款印。
お茶目ですね。

チョウドリさんの作品は風景画やデザイン画、心象画など多様ですが、どれも艶やかな色遣いが目を楽しませてくれます。
その色合いに惹かれ、その地に訪れてみたくなってしまう魅力溢れる作品です。

「イスマイル チョウドリ作品展」は4月21日までの開催ですので、ぜひお早めに足をお運びください。