長泉なめり駅｜長泉で『利用する』

しっかりとバリアフリーに対応した無人駅

「長泉なめり駅」は、静岡県駿東郡長泉町納米里(なめり)にある御殿場線の無人駅です。
この地域の地名でもある「納米里」は珍しい地名ですが、もともとこの辺は平坦な場所で、その平坦さを「なめらか」と言い換え、「納米里」という地名となったと云われています。

駅舎は2002(平成14)年9月に新設されたばかりの、御殿場線の中で最も新しい駅です。
この駅から約2.5㎞のところには、「静岡県立静岡がんセンター」があります。
平成8年、この「静岡県立静岡がんセンター」の建設が決まり、それ以前(昭和63年)から熱望されてきた新駅設置の強い後押しになりました。
その為、駅は病院の利用者でも気軽に利用できるように、とことんバリアフリーに対応した造りになっています。
車椅子対応のスロープ、音声誘導装置、点字案内板、エレベーター、障害者対応のトイレ、障害者対応の駐車場などなど、完璧なバリアフリーです。

この駅で唯一不便に感じられるのは、自動券売機はもちろんICカード乗車券のチャージ機も設置されていないことです。
乗車賃は電車内もしくは降りる駅での清算となります。
またチャージしたい方は、他の駅で予めチャージするようになります。

車椅子対応のスロープ、音声誘導装置、点字案内板、エレベーター、障害者対応のトイレ、障害者対応の駐車場などあらゆるところに配慮がされています。
車いすやベビーカーでも特に問題はありません。

「長泉なめり駅」の看板案内図

2002(平成14)年9月に新設されたばかりの駅舎は、無人駅とは思えないほどの立派な造りです。
駅前広場からホームまで、段差を越えることなく行き来でき、車いすやベビーカーをご利用の方達にもに大変優しい造りになっています。
西口は、建物内に入ってすぐ目の前が、ホームです。無人駅なので、自動改札機はありません。
ホーム手前には、待合室と防犯立寄所があります。
待合室は、清潔感ある白いベンチがあり、8名ほど座ることができます。宙に浮いてるように見える公衆電話が、白い空間に映えるワンポイントになっています。
ホームには御殿場線の定番・ICカード「TOICA」のタッチセンサーがあり、右手が入場用。 TOICA JR東海が提供する在来線のIC乗車券サービスの総称
左手にあるのが出場用。
長泉なめり駅のホームは、単式ホーム1面1線。
西口のタクシー乗り場は、ホームからそのまま一直線のところにあり、目の前に待機してくれています。
バス乗り場は、駅舎から見てロータリーの右側。バス乗り場まで、アーケードの屋根がしっかり続いています。
送迎車の停車場は、ロータリーの左側。こちらもアーケードの屋根が続き、雨でも心配ありません。
西口から東口への移動は、「納米里自由通路」の階段を約40段上って行きます。この画像だけで、疲れを感じてしまった方は・・・
階段の後ろ側に、エレベーターがあります。
トイレは、エレベーターの隣り。
「納米里自由通路」内は、大きなガラス張りで大変明るくなっています。
こちらが「長泉なめり駅」の東口。周囲には住宅と駐車場があり、落ち着いた雰囲気です。
東口のエレベーターも、階段の後ろ側にあります。
「長泉なめり駅」は障害者対応の駐車場やトイレはもちろん、段差や雨に濡れないアーケードなど至るところがバリアフリーとなっており、無人駅でありながら誰でも使い易い駅でした。