蒸気機関車のスイッチバック用に造られた築堤は、富士山の絶景スポット「富士見台公園」として生まれ変わっています

富士見台公園

御殿場市 観る
2018.10.25
富士見台公園

ご案内

スイッチバック用の築堤

この「富士見台公園」がある場所は、御殿場線で蒸気機関車が活躍していた頃に造られたスイッチバック用の築堤でした。
馬力の弱い蒸気機関車は勾配がきつい富士岡駅周辺では、水平な待避線を利用して発着する必要がありました。
傾斜角ゼロのこのスイッチバック用築堤が設けられたお陰で、沼津発の上り列車は勾配に耐えられず動輪が空転し坂を登れなくなっても、この待避線までバックすれば再び発車できるようになりました。

富士山の絶景スポット

その後1968(昭和43)年6月、御殿場線の電化に伴いスイッチバックは廃止されました。
それから30年近く放置されていましたが、1997(平成9)年に御殿場線に関わる多くの人たちの協力により富士山の眺望を楽しめる公園として生まれ変わりました。
公園からは、その名の通り雄大な富士山を眺めることができます。

現地レポート

1968(昭和43)年6月のスイッチバック廃止後、30年近く放置されていた築堤は、1997(平成9)年に公園として生まれ変わっています。

富士見台公園

枕木の階段や木でできた看板など、手づくり感に溢れています。
この公園は、当時の駅長さんや駅員さん、保線作業員さんなど御殿場線に関わる多くの人たちの協力によって完成した公園です。

富士見台公園

公園完成から20年以上の時を得て、木製ベンチなど少々傷んでいる箇所も見受けられますが、当時、携わった方々の努力が伺えます。

富士見台公園

何よりこの公園で楽しみたいのは、絶景の富士山。
邪魔するものもなく、すそのまでしっかり見える優美な姿に、しばし見とれてしまいました。

富士見台公園

スイッチバックとしての役目を引退した築堤は、隣りを走る御殿場線を見守りつつ、新たに富士山の絶景スポットとして地元の方達に親しまれています。

富士見台公園

富士岡駅からの歩き方

「富士岡駅」から「富士見台公園」へ向けて、出発!
まずは、「富士岡駅」駅前広場の様子。

富士見台公園

駅前広場のラーメン屋手前の道を右折。

富士見台公園

御殿場線と並行して進みます。

富士見台公園

右手の「ピンポンヤ」を過ぎて、右折。

富士見台公園

まっすぐ進み、

富士見台公園

右手に茶畑が見えてくると、道が分岐します。
オシャレな洋風のお宅の手前で右折。

富士見台公園

右手に茶畑を眺めながら、まっすぐ進みます。

富士見台公園

「下原踏切」のところまで来たら、もう目の前。
小高くなっている築堤が「富士見台公園」です。

富士見台公園

基本観光情報

住所 静岡県御殿場市中山
駐車場 なし
アクセス

JR富士岡駅から約400m(約5分)

  • 掲載する内容は正確性を心がけておりますが、現地の事情や状況の変化により変更する場合もございます。
    お出掛け前に、現地にご確認ください。

地図

周辺観光施設
アクセス時間

5
  • 所要時間は、道路状況等により変更になることがございます。おおよその目安としてご参考になさってください。
 
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