富士山の魅力や歴史、自然について紹介する博物館「なるさわ富士山博物館」
お子様でも飽きない展示が魅力です

なるさわ富士山博物館

鳴沢村 観る
2024.4.24 2018.7.8
なるさわ富士山博物館

ご案内

  • 富士山の魅力や歴史、自然について紹介している博物館
  • 恐竜やミニシアター、巨大模型など小さなお子様でも飽きない展示が魅力
  • 道の駅に隣接し、お買い物も楽しめる

その名の通り、富士山の魅力や歴史、自然について紹介している博物館です。
お堅い雰囲気の博物館とは違い、ここは恐竜やミニシアター、巨大模型やクイズ形式のギャラリーなど、様々な手法を駆使して富士山の魅力を紹介しているので、お子様でも飽きずに見学できます。
また、「道の駅なるさわ」に隣接し、入館料はなんと無料!
見学ついでにお買い物といった具合に、ご家族でお気軽に楽しめます。

現地レポート

「なるさわ富士山博物館」は、「道の駅なるさわ」の敷地内にあります。

なるさわ富士山博物館

敷地内から富士山を見渡せる絶好のロケーションです。
この日は、傘雲の富士山でした。
この後、天気は雨となり、富士山による天気予報は見事に的中。

なるさわ富士山博物館

博物館前には、水晶・ソーダライト・アメシストなど、世界から取り寄せた巨大な天然石が飾られています。
1千万円はしようかという天然石が屋外に惜しげもなく展示され、入館前から期待を膨らませてくれます。

なるさわ富士山博物館

ロビーでは、富士山の地質模型や、石を使ったオブジェなどがお出迎え。

なるさわ富士山博物館

入口を入ってすぐにある右側の部屋は、「原石ルーム」。
宝石や天然石の原石が多数展示されています。

なるさわ富士山博物館

ここが「なるさわ富士山博物館」の入口。
入口には料金ゲートがありますが、現在は解放されています。
以前は¥800の入場料がかかっていたそうですが、ありがたいことに今は無料となっています。

なるさわ富士山博物館
T-REXゾーン

ゲートを入るとまず、重厚に響くうめき声と共に、火山爆発によって岩石に埋もれかけているティラノサウルスがお出迎え。
苦しそうに吠える姿はかなりリアルで、子どもたちは大興奮、泣き出す子供もいるそうです。
ここでは地球の活動期を再現しています。

なるさわ富士山博物館
マウント・フジ・シアター

ここで流れているのは、空中撮影とCGを駆使した大迫力の3面マルチ映像など。
まるで空から富士山を見下ろしてるような雄大な富士山の景観が楽しめます。
映像はノンストップで繰り返し流されているので、待ち時間なく見ることができます。

なるさわ富士山博物館

富士山や鉱石について紹介する展示コーナー。
富士山の巨大模型を囲うように、鉱石や富士山、鳴沢村について紹介する展示が設けられています。

なるさわ富士山博物館
これが富士だ

富士山の内部が見られる透明な巨大模型。
スイッチを押すと、ランプでマグマの通り道が照らされ、一目でマグマの様子が分かるようになっています。
美しい富士山の、内部に秘める恐ろしい一面を知ることができます。

なるさわ富士山博物館
富士山アラカルト

モニターに触れながら、自分のペースで学習できるコーナーです。
富士山の気象情報や鳴沢村のことなど色々な情報を紹介しています。

ギャラリー・マウント・フジ

富士山に関する色々な疑問について学習できるコーナーですが、この日は点検中なのか動いていませんでした。

なるさわ富士山博物館

鉱石について紹介するコーナー。
多種多様な宝石・鉱石が並び、その石の特性などが紹介されています。

なるさわ富士山博物館

溶岩の様子もご覧いただけます。
ゴツゴツとした岩が、当時のマグマの勢いを物語っています。

なるさわ富士山博物館
売店

博物館を見学後は、売店へ。
水晶や天然石を使ったアクセサリーやグッズなど鉱石グッツを多数販売。
人気のパワーストーンを使ったブレスレット作りの体験コーナーもあります。

なるさわ富士山博物館
自然探検路コース

博物館の入口脇には、「自然探検路コース」の入場ゲートが設けられています。
入場料は¥100。
溶岩樹型などをご覧いただける1周約1.5㎞のコースです。
溶岩樹型
溶岩に巻き込まれた樹木が、熱で焼失し洞穴となったもの

なるさわ富士山博物館

「自然探検路コース」に入場してすぐのところに木製の展望台が設けられており、富士山の眺望を楽しむことができます。

なるさわ富士山博物館

また、隣接する「道の駅なるさわ」では、野菜などの地場産品を販売する物産館、湧水が汲めるスポット、人気の富士桜ソフトが売られ、こちらも見逃せません。

道の駅なるさわ

山梨の宝石の歴史

山梨県は水晶峠・竹森・倉沢山・向山・乙女鉱山・八幡山・黒平など数々の鉱脈に恵まれ、金峰山一帯はかつて日本最大の水晶山地であった歴史があります。

前期縄文時代 県内の住居遺跡から水晶の矢じりが見つかり、生活の道具として水晶を利用していたことが分かっています。
江戸時代 山梨で本格的な水晶加工が始まったのは、江戸時代になってからのこと。
京都の玉造(職人)玉屋弥助が水晶の買い付けに訪れた際、御岳の神官に研磨技法を伝えたのが始まりとされています。
その後、職人の数も増え、甲府にも加工所が開設され“甲州研磨”として定着しました。
しかし、一方で鉱石採掘を幕府が統制していた為、山梨の採掘量は少なく、水晶は尊い石として取り扱われていました。
明治時代 幕府の統制も解け、この頃より倉沢鉱山、竹森鉱山、黒平鉱山も再開。
水晶研磨も盛んになり、水晶産業従事者は1万人越える大きな産業に発展。 
しかし、試掘と採掘が激増、業者間競争の乱掘が続き、たちまち採掘量が減少していきました。
加えて、鉱山を水源とする川の氾濫が多発。
下流の市街地が被害を受け問題となり、県採掘業者に砂防措置や原型に服する措置など、規制を強いるようになりました。
大正時代 安価で質も良いブラジル産の水晶が輸入されはじめ、多大な資金を要する山梨の鉱山は閉山が相次ぐようになり、ついに山梨県内の水晶鉱山は全て閉山。
水晶は採れなくなってしまいましたが、加工技術を生かして宝石の加工が始まります。
現在 山梨は宝石の研磨、貴金属加工、デザイン、流通といった各工程がすべてそろった、一大ジュエリー産地へと成長。
1000社を超えるジュエリー関係の業者が存在し、研磨加工技術は研ぎ澄まされ、いまや宝飾品出荷額は約259億円で全国シェアの約3割にのぼります。

基本情報

住所 山梨県南都留郡鳴沢村鳴沢8532-63
TEL 0555-20-5600
お休み 年中無休
営業時間
通常 9:00~18:00
12月末~3月末 9:00~17:00
料金 無料
駐車場 280台(無料)
アクセス

中央道河口湖ICから約8km(約10分)

富士急行河口湖駅から「鳴沢・精進湖・本栖湖周遊バス」乗車「道の駅なるさわ」下車(約24分)

サイト ホームページ
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