昔懐かしい茅葺屋根の農村集落を再現した施設「西湖いやしの里根場」

西湖さいこいやしの里根場さとねんば

2024.11.15 2018.6.1
西湖いやしの里根場

注目ポイント

茅葺屋根の農村集落で、懐かしい日本を体験

富士山の麓、西湖さいこの西北に広がる「西湖さいこいやしの里根場さとねんば」は、まるでタイムスリップしたような気分を味わえる場所。
茅葺かやぶきの家が建ち並ぶこの場所には、かつて「日本一美しい」と言われた根場ねんば集落がありました。
しかし、1966年に発生した「足和田あしわだ災害」によりその風景が一瞬で消失。
それから40年を経た2006年、地元住民の努力と熱意によって農村集落は見事に再現されました。
今では懐かしさと共に新鮮な驚きをもたらすスポットとして注目を集め、国内外から多くの観光客が訪れています。

約20棟ある茅葺家屋の中には、災害を免れた貴重な建物「旧渡辺家住宅主屋」があり、国の登録有形文化財に指定されています。
また、土砂災害の恐ろしさを伝える「砂防さぼう資料館」は、教訓を得る大事な拠点となっています。
他にも、地場産品のお買い物や工芸体験、郷土料理が味わえるお食事処などがあり、様々な体験を通して、心温まるひとときを過ごすことができます。

移ろう季節が紡ぐ里の魅力

季節毎に美しく表情を変える原風景が楽しめるのも、この里の大きな魅力のひとつとなっています。

満開の桜が村全体を淡い薄紅色に染め、優しい風景が広がります。

木陰を爽やかなそよ風が通り抜け、緑豊かな自然が訪れる人々を癒やします。

紅葉が鮮やかに色づき、散策するだけで贅沢な気分に。

雪化粧をまとった富士山が目の前にそびえ立ち、息をのむような絶景を楽しめます。
さらに毎冬行われる茅葺屋根の伝統作業・燻煙くんえんも見逃せません。
スギやヨモギを燃やし、屋根を害虫から守るこの作業は、地域の知恵と文化が息づく光景。
白煙が立ち上る様子は、まさに古き良き日本の暮らしそのものです。

土石流の衝撃を乗り越えて、生まれ変わった里

足和田あしわだ災害の発生

1966年9月、秋雨前線と台風24号の影響で西湖さいこ周辺は連日大雨に見舞われていました。
270mmに達する雨量を記録し地盤が軟弱化していたところ、追い打ちをかけるように台風26号が発生。
25日未明には台風が西湖さいこから塩山付近を通過し、足和田あしわだ(現・富士河口湖町)一帯に時間雨量100mmという猛烈な豪雨をもたらし、状況が一変します。
ついに耐え切れなくなった山腹が崩壊し、御坂みさか山地の南斜面を流れる川で土石流が発生。
根場ねんば集落では本沢ほんざわ川、西湖さいこ集落では三沢川の土石流がそれぞれの集落を直撃したのです。

壊滅的な被害

「山津波」とも呼ばれる土石流は、根場ねんば集落と西湖さいこ集落の中心部をそれぞれに直撃。
集落の風景は一変し、一瞬で生活基盤を失いました。
壊滅的な被害を受け、両集落の死者・行方不明者は合わせて94名にのぼりました。

項目 根場ねんば集落 西湖さいこ集落
被害者数 人口235名のうち
死者・行方不明者63名
人口513名のうち
死者31名
家屋被害 41戸中
32戸が全壊
93戸中
45戸が全壊
土砂流出量 約400,000㎥ 約64,000㎥
耕地被害 約58%(11.87ha) 約6%(2.87ha)

根場ねんば集落は、西入川、本沢川、東入川の3つの渓流から流れ出た約40万㎥もの土砂が集中し、壊滅的な被害を受けました。
渓流の規模が小さく(流路延長2.4~2.8㎞)、洪水の到達時間が短かった上、襲来は夜間という悪条件が重なり、避難する余裕もないまま、多くの住民が犠牲となりました。

この災害で63名の尊い命が失われ、41戸のうち32戸が全壊。
また、地域の特徴であった茅葺き民家も41棟中37棟が全壊または半壊し、集落全体が一瞬にしてその姿を変えてしまいました。
耕地の被害も深刻で、全体の約58%(11.87ha)が壊滅状態に陥りました。

西湖さいこ集落は、雨域面積1.4㎢、流路延長2.1㎞の三沢川が流れる集落でした。
この川から発生した64,000㎥の土砂流は、川幅を通常の8mから10倍以上に拡大させるほどの勢いで地域を襲いました。
さらに、三沢川は集落直上流で急激に左へ曲がる地形をしており、土石流はその屈曲部を乗り越え、集落の真ん中を突き破る形で甚大な被害をもたらしました。

31名の尊い命が失われ、93戸の家屋のうち45戸が全壊。
耕地の約6%(2.87ha)が被災ました。
しかし、治山堰堤が4基設置されていたおかげで、土石流の勢いが弱まり、根場ねんば集落と比べると被害が抑えられたとされています。

困難を極めた捜索

集落全体は瞬く間に深い土砂に埋まり、多くの住民が家を失いました。
家族や親しい人が行方不明となり、泥にまみれた重傷者も続出。
救助活動は過酷を極め、焦りや疲労、不安が募るばかりでした。
地元住民の誰もが被災する中、自力での救出活動は困難な状況に。
そのような中、自衛隊が延べ16,000人以上を動員し、捜索活動を展開。
集落から1km以上離れた西湖さいこの湖中で、一部の遺体が発見されることもありました。
10月7日まで懸命な努力が続けられ、湖面から湖底まで隅々を捜索したものの、悲しいことに根場ねんば集落の13名は最後まで見つかりませんでした。

災害後の復旧と影響

災害前には養蚕、林業、酪農などで生計を立てていた住民たちは家も耕地も牛も全て失い、裸一貫での再出発を余儀なくされ、生活を立て直さなければならない状況に置かれていました。
災害から1年後の1967年9月25日、この日行われた慰霊祭を1つの区切りとして、両集落の住民は新たな一歩を踏み出す決断を下しました。
それが集団移転です。
「再度同じ災害に遭うリスクがある場所に住むのは怖い」「安全な場所に移りたい」と考える住民が多く、この決断を下したのです。

住民たちは移転先として、根場ねんば集落では青木ヶ原溶岩台地の南、西湖さいこ集落では湖の対岸を選びました。
新たな生活基盤を築くため、住民たちは観光事業と民宿業を結びつける方法を模索し、地元代表者による視察も行われました。
そして、豊かな自然環境を生かすのに最適な両地区は、観光地としての成長を始めました。
現在、西湖の西岸に築かれた「西湖さいこいやしの里根場さとねんば」は、新たな観光地として多くの人々に親しまれています。

現地レポート

西湖さいこいやしの里根場」の看板案内図

西湖いやしの里根場 看板案内図

西湖さいこいやしの里根場」の駐車場。
広々していてラクラク駐車できます。
駐車料金がかからないのが、嬉しいですね。

西湖いやしの里根場 駐車場

駐車場脇には売店や食堂が数軒あり、こちらでもお買い物や腹ごしらえが楽しめます。

西湖いやしの里根場 駐車場脇の売店や食堂

一般駐車場から里へは、約100mほど歩くようになります。
足の不自由な方は、「茶処 青龍亭」の隣りにある専用駐車場をご利用ください。

西湖いやしの里根場 専用駐車場

お手洗いは、本沢川の脇。

西湖いやしの里根場 お手洗い

駐車場から里へは、本沢川に沿って進みます。

西湖いやしの里根場 本沢川

入場までの道中は田園風景を眺め、のどかな雰囲気を楽しみながら移動します。

西湖いやしの里根場 散策路脇の田園風景

こちらの趣ある建物が、受付窓口。
入場料を支払い、園内マップを受け取って、いざ入場。

西湖いやしの里根場 受付窓口

木製ゲートをくぐると、まるで「日本昔ばなし」の世界に迷い込んだような懐かしい風景が目の前に広がっています。

西湖いやしの里根場 木製ゲート

園内は山の斜面を利用した土地にあり、緩やかに傾斜した散策路を巡ります。

西湖いやしの里根場
茶処 青龍亭

木製ゲートのすぐ脇に位置する甘味処。

定番の団子に加え、子ぶた型の豆乳プリンや、白くま型のかき氷など見た目もキュートなデザートが揃い、思わず写真を撮りたくなってしまいます。
デザート以外にも、採れたて野菜を使った「季節野菜のカレーライス」など軽食も提供しています。
西湖いやしの里根場 茶処 青龍亭

店内には「鬼滅の刃」の法被が用意されており、注文した方は自由に着用可能。
注文を待つ時間も楽しく過ごせます。

西湖いやしの里根場 茶処 青龍亭
水車小屋

かつての農村生活を支え、重要な役割を果たしていた水車小屋。
1966年の足和田災害により、これらの水車や関連施設の多くが失われましたが見事に再現され、当時の生活や文化を今に伝えています。

西湖いやしの里根場 水車小屋

水車が農業用の精米や製粉に利用されていた様子も、ご覧いただけます。
地域の生産活動を支えると共に、生活用水の供給や灌漑かんがいにも利用されていた水車は、農村暮らしに欠かせない大事な役割を担っていました。

西湖いやしの里根場 水車小屋
総合案内所

施設の案内やさまざまなお問い合わせ、車いすの貸し出しなどを行っている「総合案内所」。

西湖いやしの里根場 総合案内所

観光パンフレットや割引券が豊富に揃っているので、近隣の観光情報も手軽に探す事ができます。
里内の体験メニューも、見本を見ながら分かり易く紹介してくれます。
その場での予約も可能。
散策のスタート地点として、チェックしておきたい場所です。

西湖いやしの里根場 総合案内所

総合案内所の茅葺き屋根の様子。
屋根に生えた苔や草がアクセントとなり、自然の生命力と共に風情を感じさせます。
伝統と自然の美しさが見事に調和した風景に心が和み、写真を撮りまくってしまいました。

西湖いやしの里根場 総合案内所の茅葺き屋根
特産品加工場

富士河口湖町を中心に、山梨の美味しいものや工芸品がずらりと揃う「特産品加工場」。

西湖いやしの里根場 特産品加工場

軒下に吊り下げられた色鮮やかなトウモロコシが秋の実りを感じさせます。
その下には採れたての柿やハヤトウリ、ナスが並び、収穫の喜びがそのまま伝わってくるようです。

西湖いやしの里根場 特産品加工場 収穫物

山梨の魅力が詰まった店内では、地酒や漬物、ほうとう、ワカサギの甘露煮などの名物がズラリ!
さらに、地域のおばあちゃん達が作った雑貨や河口湖特産のスズ竹工芸品、地元芸術家の作品など、手仕事の温かみを感じられるアイテムも揃っています。
地元ならではのお土産探しに、ピッタリの場所です。

西湖いやしの里根場 特産品加工場 店内
くつろぎ屋

縁側に並ぶ風車が風に合わせて軽やかに回り、穏やかな時間を感じさせます。

西湖いやしの里根場 くつろぎ屋 風車

くつろぎ屋では、「かぶと造り」の裏側をじっくりご覧いただけます。
かぶと造り」は、富士山周辺の地域でよく見られる伝統的な建築様式で、急勾配な屋根が侍の兜の形に似ていることから名付けられました。
大きく突き出た軒や上層部に設けられた窓など、雪の重みに耐えるための工夫が随所に施され、過酷な冬に備えた匠の技が光ります。

西湖いやしの里根場 兜造りの茅葺屋根

屋内は、板の間と座敷が続き開放的な空間となっています。
立派な柱や屋根裏、囲炉裏など昔ながらの伝統工法を目の当たりにすると、日本の建築美の魅力を再認識させられます。

西湖いやしの里根場 くつろぎ屋 屋内の様子
せせらぎ屋

「せせらぎ屋」という名前の通り、小川のせせらぎが心地よく穏やかな時間を提供してくれる場所です。

西湖いやしの里根場 せせらぎ屋

屋内では、富士河口湖町の絵手紙作家による作品や五月人形などが展示されています。
絵手紙の実演や教室も開催されているので、興味がある方はぜひ参加してみてくださいね。
さらに、週末には富士河口湖町に伝わるスズ竹工芸の実演も行われており、地元の伝統技術に触れ貴重な体験ができます。

西湖いやしの里根場 せせらぎ屋 屋内の様子

縁側には、約5000羽の折り鶴で作られた葛飾北斎の「凱風快晴がいふうかいせい」タペストリーが飾られています。
圧巻の折り紙アートに、思わず見入ってしまいました。

西湖いやしの里根場 せせらぎ屋 縁側の折り鶴タペストリー

館の周りには当時の農機具が展示されており、ぐるりと一周しながら農家の1年間の作業を学ぶことができます。

西湖いやしの里根場 農機具展示
砂防さぼう資料館

1966年に発生した「足和田あしわだ災害」の悲劇を伝えるために設けられた施設。
災害の記憶を後世に伝えると共に、教訓を得る大事な拠点となっています。

西湖いやしの里根場 砂防資料館

1階では、災害発生時の状況や被害の深刻さ、救助活動の様子、土石流発生の経緯などをパネルで紹介しています。
写真や記事を通して当時の記録を克明に知ることができ、災害のリアルな姿を実感できます。

西湖いやしの里根場 砂防資料館1階

2階では、足和田あしわだ災害の様子などを映した映像が上映されています。

西湖いやしの里根場 砂防資料館 階段

スクリーンには、当時の生活や災害の恐ろしさが映し出され、防災の重要性について学ぶことができます。
被災者の方々が乗り越えた試練と復興の歴史を感じながら、二度と同じような災害を起こさない為に何をすべきか深く考えるきっかけになります。

西湖いやしの里根場 砂防資料館2階
ごろ寝館

里の一番高い場所に佇む「ごろ寝館」。
眼下にはのどかな風景が広がり、贅沢な眺望を楽しむことができます。

西湖いやしの里根場 ごろ寝館

館内には4つの小部屋があり、有料で貸切ることもできます。
お弁当を広げて楽しむもよし、景色を眺めながらゆったり過ごすもよし。
その名の通り、ゴロンと寝ころんで昼寝を楽しむこともできます。
団欒だんらんの場やイベント会場としても活用でき、思い思いのひとときを過ごせる空間です。

西湖いやしの里根場 ごろ寝館の小部屋

ステージ機能を備えたホールでは、ミニコンサートや地元の催し物が開催されることも。
タイミングが良ければ、思いがけない体験ができるかもしれません。

西湖いやしの里根場 ごろ寝館ホール
匠や

陶芸家・米山久志と藍染作家・米山のぶ子が主宰するギャラリー。
さまざまな工芸作家による企画展も随時開催され、館内には陶芸や藍染をはじめ多彩な作品が並んでいます。
気に入った作品はその場で購入も可能、特別な一品との出会いが楽しめます。

西湖いやしの里根場 匠や
見晴らし屋

地元出身の画家・前田こうせいの作品を展示するギャラリー。
前田は、富士河口湖町で生まれ育ち、高校卒業後に上京。
手塚治虫のもとでアニメーション制作に携わった後、独立し多彩な創作活動を続けていらっしゃいます。
「まんが日本昔ばなし」の制作にも携わり、その独特な画風は多くの人々に親しまれてきました。
作品に触れると、どこか懐かしさを感じるのもその影響かもしれません。

西湖いやしの里根場 見晴らし屋

1階には、わらべや河童を描いた墨絵や絵葉書など、様々な作品が展示されています。
気に入った作品はその場で購入できるため、訪れた記念やお土産にもピッタリです。

西湖いやしの里根場 見晴らし屋1階

2階はギャラリースペースとなっており、富士山や木花咲耶姫命このはなのさくやひめをテーマにした大作が展示されています。

西湖いやしの里根場 見晴らし屋2階

2階の窓からは素晴らしい眺望を楽しむことができ、人気の撮影スポットになっています。

西湖いやしの里根場 見晴らし屋2階窓

窓からの眺め。
里の風景を一望でき、運が良ければ正面に富士山を臨むこともできます。
この日は、残念ながら雲の向こうに隠れてしまいました・・・。

西湖いやしの里根場 「見晴らし屋」2階の窓からの眺め
火の見屋

火事の発生を迅速に知らせるため、各村に必ず設置されていた火の見やぐら
その火の見やぐらが庭先にあることから、名付けられた「火の見屋」。
ここでは、着付体験を楽しむことができます。

西湖いやしの里根場 火の見屋

100種類以上の衣装から好みの着物や鎧兜よろいかぶとを選び、戦国武将やお姫様、忍者など、好きなキャラクターになりきることができます。
1人2000円で着付体験できますが、事前予約が必要ですので興味のある方は忘れずに。

西湖いやしの里根場 火の見屋の貸衣装

火の見屋2階の様子。
甲冑かっちゅうや武田信玄ゆかりの貴重な資料が展示され、地元の歴史を学ぶことができます。

西湖いやしの里根場 火の見屋2階の展示物
陶と香のかやぬま

店主の作品を中心に、様々な陶芸作品やお香関連のグッズを販売しています。
落ち着いた香りが漂う空間で、ゆっくりと品定めしたり、「匂袋づくり」や「練り香づくり」などの制作体験が楽しめます。

西湖いやしの里根場 陶と香のかやぬま
硝子と金工 ツパイ工房

ガラスと金属工芸を美しく融合させた作品が並ぶ工房です。
店主が手がけた精緻な硝子の器やアクセサリー、繊細な金属細工の美しさに思わず見とれてしまいます。
ここでも作品の購入だけでなく、実際に制作体験も楽しむことができます。

西湖いやしの里根場 硝子と金工ツパイ工房

体験では、ガラスや金属の扱い方から制作のコツまで、店主が丁寧に教えてくれるので、初心者でも安心です。
自分だけのオリジナル作品を作り、思い出の一品にしてみてはいかがでしょうか?

西湖いやしの里根場 硝子と金工ツパイ工房
休憩所

歩き疲れたら、外の空気を感じながら、ここでしばし休憩。

西湖いやしの里根場 休憩所
富士山しるく

江戸時代から続く富士吉田の織物業者が運営する店舗。
国産シルクの持つ軽やかな肌触りと鮮やかな色彩が魅力の服飾雑貨が並び、お値打ち価格でお買い求めいただけます。
富士北麓地域は古くから養蚕が盛んな地域として知られ、元禄時代には地域の特産品「甲斐絹」が、井原西鶴いはらさいかくの「好色一代男こうしょくいちだいおとこ」にも登場しました。
粋な旦那衆がこぞって買い求めたという逸話も残っています。

西湖いやしの里根場 富士山しるく
土あそび 富士炉漫窯

店内には、店主が手掛けた美しい陶器やユニークな置物が数多く並び、掘り出し物が見つかるかもしれません。
さらに、店主が集めたふくろうや河童のコレクションも見ごたえがあります。

西湖いやしの里根場 土あそび 富士炉漫窯

さらに、子どもから大人まで誰でも気軽に挑戦できる陶芸体験も用意されています。
即日持ち帰れる「色付け体験」や、大切な人の手形を記念に残せる「手形足形体験」、自由にオリジナル作品を作れる「手ごね体験」など、様々なプランが用意されています。
思い出に残る特別な作品を、作ってみてはいかがでしょうか?

西湖いやしの里根場 土あそび 富士炉漫窯 工房
ちりめん細工・つるしかざり

店内には、熊本出身の店主が一針一針心を込めて作り上げたつるしかざり(つるしびな)が並び、その美しさに目を奪われます。
つるしかざりは、福岡県柳川でひな人形を買えなかった家庭が、古くなった着物の端切れを使って手作りしたことから始まったそうです。
ティッシュケースや髪飾り、ストラップなどの温かみのあるグッズが販売されており、思わず手に取りたくなってしまいます。

西湖いやしの里根場 ちりめん細工・つるしかざり

また、巨大なさるぼぼ飾りも展示されています。
さるぼぼは高山が有名ですが、実はこの地域でも古くから魔除け・厄除け・良縁・子縁のお守りとして作られ、神社に奉納されていたそうです。

西湖いやしの里根場 ちりめん細工・つるしかざりのさるぼぼ飾り
おもいで屋

店内には、山梨の銘菓「金精軒の信玄餅」をはじめ、お土産にぴったりなお菓子が豊富に揃っています。
さらに、富士山をモチーフにしたユニークなガラス製の箸置きや髪飾り、アクセサリーなど、日本の風情を感じるアイテムが並び、海外の観光客にも人気です。

西湖いやしの里根場 おもいで屋
食事処 里山

「食事処 里山」では、地元食材を使用した郷土料理が楽しめます。
特に、山梨名物「ほうとう」や、特別な日に食べられていた「根場うどん」などが人気。
地元産の古代米を使ったご飯や、季節ごとの野菜を使った天ぷらなど地元の自然の恵みが詰まった料理が味わえます。

西湖いやしの里根場 食事処 里山
手打ちそば みずも

東京の名店“松扇”で長年修行した店主が営む、石挽そばのお店。
富士山の地下水と挽きたてのそば粉で手打ちした蕎麦は、滑らかな食感と香り高い味わいが人気です。

西湖いやしの里根場 手打ちそばみずも

約20軒の茅葺家屋で、それぞれ趣向を凝らした体験が楽しめる「西湖さいこいやしの里根場さとねんば」。
伝統に触れたり、郷土料理を味わったり、工芸品制作に挑戦したり、自然の中でゆったり過ごしたり…
忙しい日常から少し離れ、心も身体も解きほぐされるような特別な時間を過ごすことができます。
皆さんもここで、日本の原風景と癒やしの空間に浸りながら、心をリフレッシュさせてみませんか?

西湖いやしの里根場

基本情報

住所 山梨県南都留郡富士河口湖町西湖根場2710
TEL 0555-20-4677
FAX 0555-20-4678
お休み 年中無休
  • 臨時休館する場合がございます。
営業時間
3~11月 9:00~17:00
12~2月 9:30~16:30
料金
高校生以上 ¥500
小中学生 ¥250
駐車場 有り(無料)
アクセス

東富士五湖道富士吉田ICから約17㎞(約25分)

富士急行河口湖駅1番乗り場より富士急行「西湖周遊バス」乗車「いやしの里」下車(約40分)

サイト ホームページ Instagram
  • 掲載する内容は正確性を心がけておりますが、現地の事情や状況の変化により変更する場合もございます。
    お出掛け前に、現地にご確認ください。

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